2009-01-01から1年間の記事一覧

赤星隊長

今日会った児島の人は赤星隊長のことを知らないと言っていた。でも,Krashjapanは知ってますよね。と聞くと,ぼんやりした反応で,「いやあ,しらない」と言う。もちろん,ウチの隣のおばちゃんは知らないだろうけども,あなたも知らないのかあ,と思った瞬…

豊橋で仕事しています

大学の泉田先生から,ある調査業務を受けて,先日豊橋にいってきました。分かり易くいうと,出稼ぎです。これから数ヶ月にわたり豊橋通いが続きそうです。6年間住んだ町なので,それなりに愛着があって,友人知人もいるので,仕事外にも楽しみができそうで…

竪穴式住居に出会う

総社市の南溝手遺跡で,一辺が5mの五角形平面をした竪穴式の住居が発掘されたらしい。 http://www.sanyo.oni.co.jp/news_okayama/index.html?d=2009062205竪穴式住居とは,地面に三十センチくらいの深さで穴を掘って,四角形,あるいは六角形平面などの頂点…

野外アートイベント「児島さん」

秋に地元児島でアートイベントをしようと企画している。「児島さん」これは仮称で僕だけが呼んでいる。参加する人は基本的には児島の人で,そうでなくても何らかの繋がりがあることが条件。外からその日だけ来ておしまい,という風にはしたくない。児島の人…

大人の宿題

台所の窓を開けながら換気扇を回す妻が許せない山口です。 今は大学生になった教会に来ている弟分に,そうですね,彼が中学生の頃でした,その彼に,大人になったら,自分で宿題を作って,それをこなしていくんだよ,と言ったことがあります。昨日それを思い…

「はてな」に移行します

ブログのメリットが,かつての「掲示板」の水準を遥かに超える「つながり力」だというのは知っていました。 それでいろいろ下調べをした後に,こちらにお世話になることにしました。 以後ココで書くことになります。今まで読者が発言できないようになってい…

藤森照信先生,退官される!

とうとうその日が来た。建築史家としても建築家としても大変尊敬する藤森先生。今年度で退官されます。先週末,退官記念の国際シンポジウムが開かれたようで,おそらく年末から来春に掛けて最終講義のシリーズがあるとおもいます。これには行きたい。ミクシ…

住宅論断章

住宅なんかいらない家を売ってもローンが残るなんて,なんかおかしいでしょ。少し年上のその人はずっと借家住まいを通すつもりだと言う。世間ではこういう人に対して,自分のものにならないのによく借家に住み続けるものだ,というよくある理屈で攻撃しそう…

これが土壁のいいところ

今年も土壁が人気らしい。小売店風にキャッチを書くなら,「土壁,売れてます!」てな感じだ。売れてるから,あなたもどうぞ。あの人もこの人も買ってますよ。細かいことは気にせずに,どうぞドウゾとあちらからやってくる。学生の頃,愛知県の東端,東三河…

お散歩サーベイ

最近よく散歩をする。妻が食事をつくる昼と夕方の時間に。子どもがいるとまともに調理できないので,みておいてくれ,と妻。いやもっと言えば,ご飯が食べたければ,子どもをよろしく,と妻。ザ,姉さん女房。そこで,日頃机に向かっている自分にも好都合な…

プロテスタントの教会堂を知る(1/3)

【はじめに】 私たちが毎日曜日,礼拝をしている教会堂について,三回にわたってお話ししたいと思います。 まず,皆さんが日頃座っている教会堂を思い浮かべてください。部屋は縦に長くて,真ん中に通路がありベンチが並んでいる。前の方に少し段があって,…

プロテスタントの教会堂を知る(2/3)

【各国教会堂巡り】 今回は西ヨーロッパ各国の教会堂を駆け足で巡ってみたいと思います。ルター派,改革派,英国国教会とピューリタン,の順で概説します。《ルター派》ドイツにとっての16世紀は,農民戦争(1524-25),シュマルガルデン戦争(1546-47)等数々の…

プロテスタントの教会堂を知る(3/3)

【ゴシック・リヴァイヴァル】 150年前のイギリスでは,中世のゴシック様式を模した教会堂が数多く建てられました。いわゆるゴシック・リヴァイヴァルと呼ばれるこの風潮は,カトリック教会,英国国教会,さらにはプロテスタント教会へと広がっていきました。…

児島聖約キリスト教会 旧礼拝堂再生工事

□ 瀬戸内海の倉敷市児島に味野という集落があり、江戸初期の干拓時、陸続きになった頃から味野村庄屋となった荻野家がある。この荻野家の屋敷を第二次大戦後スウェーデン宣教師が土地建物を購入しキリスト教会となり、半世紀が経つ。購入後分かったことのよ…

日の目を見る

学生の最後の年だったから、もう8年前になる。その年に、バイブル アンド アートミニストリィーズ(B&A)という、キリスト教信仰を持つ者で芸術に関わっている人たちの任意団体(代表 町田俊之氏)のニュースレターに、卒業論文で取り組んだプロテスタントの…

シマウマ

シマウマ。「ソッチから見たら、シマウマじゃろ。」と、長男自らプロデュース。皆様、楽しい黄金週間を過ごしてください。

自邸解説「ドソクの素材感」

分かりにくいタイトルだけど、なかなか適切な言葉が出てこない。人は靴を履いていると、ガザガザした素材でも受け入れられると思う、ドソクだと木との距離感が変わるはずだ、というのが設計時の仮説だったんです。僕の家は、「荒削りの」という形容詞が付い…

船出

この度、私、山口晋作は、7年あまり勤めさせていただいた楢村徹設計室を退職することとなりました。希望とともに不安な想いがよぎることもありますが、小さいところから少しずつ進んで参りたいと思っております。まだまだ半人前ではありますが、自分のかた…

スウェーデンハウス

先日、教会の関係でスウェーデンからのお客様を一日中観光案内して過ごす機会がありました。キリスト教会の牧師家族ですが、日頃使っていない英語脳を知恵熱を出しながら、フル回転させました。身近な瀬戸大橋を下津井港から眺めたあとは、1,000円になった高…

ナナムラ設計

最近、楢村さんが調子がいい。二つほど、エピソードを披露する。付き合いのある工務店の社長が、昨年12月だったか、僕との打ち合わせを終えて、楢村ボスに挨拶したときのことだ「先生、今年もお世話になりました。また、見積りお願いします。このままでは…

週末多忙

週末は大忙しだ。誰でもそうかもしれないが、勤め人は週末に私事を溜め込んで処理をする。必然と休みの日が忙しくなる。今週末はその典型のようなもの。土曜日の朝は日頃出来ない片付けや整理整頓、掃除など。午後からは、新しい仕事の打ち合わせ。初期段階…

好きをやり抜く

「シンサクのパパ、シンサクのパパ」と後ろで長男が寝言を言っている。「はいはい、パパのシンサクです」といいながら、はだけた布団を直してあげて、ノートパソコンにまた向かい合う。寝室の隅っこに中学校から愛用している勉強机を置いて、そこで自分の時…

拝啓 哲学先生、お元気でしょうか

本を読む暇などないのに、読んでしまう。10年前から変わっていないこの傾向は、二人の友人によって助長された。一人は竹田くんで、今ではこのようなサイトを開いている。http://www.great-saying.com/彼は、同級生で一緒にいた2年間ずっと行動を共にし、い…

7で区切る7つの時代

今年で34才になる。自分なりに人生の長い時間を考えてみた。10年区切りに7の数字で考えてみた。0−7:育てられる時代。7−17:遊ぶ時代。17−27:学業に専念する時代。27ー37:仕事の時代1。37−47:仕事の時代2。47−57:仕事の時代…

ルーツを辿る

結婚する前だからもう5年以上前になる。当時付き合っていた今の妻を連れて、山口家のルーツをたどるぞ,とか言いながら,兵庫県の播磨の山奥に行ったことがある。学生の頃、友人が名字や家紋のことに詳しく,そういう本には住んでる地域や名前でその人の先…

野生の家

7年前の春に学業を終えて入社した会社は、楢村徹設計室といって,古民家再生と後に言われる特異な分野を開拓した楢村さんの事務所でした。日本の住宅は,竪穴式住居を経て,室町から始まり,江戸期に成熟して、明治、大正、戦前と続いてきたそれぞれの地域…