教会堂関係論考集・全3項

次媒体に移るにあたり、キリスト教会の教会堂関係の論考をまとめました。

卒業論文で扱った、プロテスタントの教会堂についてのものです。普段目に触れることの無い新教の建築ということで、資料を集めることから大変でしたが、その当時既にインターネットは使えていたので、電子メールと併用して、外国から資料を集めたりしたものでした。

  1. プロテスタントの教会堂を知る
  2. これが教会堂の基本形だ
  3. 雑誌掲載;キリスト教業界誌・ミニストリー第17号
  4. 資料;2001年11月25日クリスチャン新聞第五面

歴史的理論的報告は、長久清先生の過去の著作『教会と教会堂』(2000年)や加藤常昭先生らが著した『教会建築』(1985年)などでほぼすべてが書かれていますので、ここから新しく重ねるとすれば、次の世代である私などが卒業論文で調べたことを下敷きに、もう少し礼拝学も勉強しつつ、150年前のイギリスに起こったゴシックリバイバルの時代を再考察して、教会堂としての現代的エッセンスが分かるものを引き出して、報告すべきかと自分では考えています。

150年前などと書くと、ずいぶん昔の話しとお思いかと思いますが、産業革命以後の世界というのは、地域の文化的民族的慣習的な誤差はあるにせよ、大体同じような感覚で世の中が動いており、この頃の大変化の中での当時の人たちの葛藤を追うことが、即現代に生かせるものになるのだと、推測しており、たぶんこれは当っていると思っています。いつのことやら分かりませが、自分自身が建築に興味を持つキッカケとなったものですので、ライフワークとして、取り組んでいきます。