2010-01-01から1年間の記事一覧

イタリアン軽自動車を買う。

以前から欲しかった、小さいかわいいこの車。やっとのことで、状態の良い中古車を探り当てて、遠路遥々、茨城からやって来ました。 イタリア車らしく、国旗とEUマークが貼ってあったり、 イタリア製のデカールがサイドに流れていたりと、イタリアンな空気満…

スプートニクへ行け

児島在住の香川さんが店主の「スプートニク」。今ここでやっているのが、イタリアのインテリアブランドDANESE、ROBOTSの企画展だ。企画展というか、日本一の濃さを持つ大展覧会といっていい。 先日お知らせを受けて、遊びに行ったのだが、これがすごい。一流…

2010年10月の生存報告(写真追加)

みなみなさま、長らくご無沙汰していました。あいつはもう死んだらしい、と噂が流れそうなくらい、このページの更新がありませんでしたが、ありがたいことに生き生きと生活しております。 このブログが動かない間も、 通りすがりの建物をみて、「お、これは…

2010年10月の生存報告

みなみなさま、長らくご無沙汰していました。あいつはもう死んだらしい、と噂が流れそうなくらい、このページの更新がありませんでしたが、ありがたいことに生き生きと生活しております。 このブログが動かない間も、 通りすがりの建物をみて、「お、これは…

夏休み

先日、次男の誕生日にお気に入りの「メーター」(ピクサースタジオの「カーズ」に出てくるキャラクター)の姿をしたケーキを作ってもらってみんなで食べました。 こんなの依頼されて,ケーキさんも大変ですね。ケーキ職人の腕の見せ所です。 二枚目は我が家…

児島の浦辺建築、閉鎖のご案内

以前お伝えした,両備バスの児島営業所。古い雑誌を取り寄せて,当時の記事を読み込んで,太陽の昇る角度が良くなってきたら、取材しようと思っていました。四つ角の北東に位置する建物なので,北側に日が当たるのは、夏至に近い,朝の早い時間しかないんで…

団地よ、山に還れ。民よ、集落に還れ。

開発の反対語が何かと思い、「閉発」とかいう言葉で「閉発のすすめ」なんてタイトルにしようかと思ったけど、ピンと来ないので、月並みにまとめてみました。 建築という個別の話しではなくても、町というか都市レベルでも、金とモノを減らしていく傾向に、今…

減築デザイン、のすすめ

以前、「ほっこりさんは嫌いです」という文章を書いたけれど、建築でもやっぱり同じで、ああゆう感じに振る舞うデザインは、僕にはどうも軽く感じられます。どういう風に軽いかというと、こっちは今までの問題を整理して、これから先どうやって乗り切ろうか…

MUNI Carpet、来る

前職場の倉敷市東町界隈は、楠戸家のおかげで、同じ美観地区であっても、よくメディアに登場する倉敷川界隈に比べれば、より生活感があり、より落ち着いていて、知的な感じがするほどです。あちらが、アルミ焼付塗装だとすると、東町は真鍮へアラインといっ…

ちょっと私信などを

父が死にました。ひと月近く前のことで、4月6日です。親族のうちでは、4月4日(叔母)、4月5日(祖母)と過去に死んだ人がいて、今回は、6日なので、じゃあ、95歳のじいちゃんは、来年の4月7日だ、などと話しておりました。膵臓がんでしたが、家族と兄弟など…

家電な住宅

日本の家電が、世界的に見れば、実は特異な存在だということを知っているでしょうか。それは、ひと言で言えば、一つのもので何でもやりたがる(やらせたがる)性格、と言った感じです。例えば、エアコン。そもそもは空気調和機器という意味の機械ですが、冷…

雨と戦う

昨日は、雨の晴れ間を狙って、裏山の竜王山に登り、児島の町並みをながめました。人口7.6万人の町にしては、家の数が多く、きっと空き家が多いんだろうなあ、などと考えたものでした。それできょうは、朝から雨です。ずっと降りっぱなしで、昼間に倉敷に行っ…

作品案内3「土間の家2(茶屋町の家1)」

ビフォワーアフターの気になるところ、その2

今日気づいたんだけれど、放送局の感覚でいうと、家の改造番組を作る上で、いちばん身近なのが、自分たちの日常の中にある「大道具」という概念な訳で、あの番組の中で、変な家具が多用されるのは、番組スタッフの主要メンバーがすべて腕利きの「大道具さん…

藤森照信先生の門出を祝う。

(専門家は、下の「■」から読んで結構です) 先日、呼ばれもしないのに、藤森さんの退官記念講演・懇親会に行って来ました。その昔、今から15年ほど前、初めての本格的建築書として岩波新書の『日本の近代建築』を手にして以来、何かに付けて刺激を受けて来…

小さな小屋と小さな棚

今日、初めて通る道で、かわいい建物を見つけた。 近づくと、消防機庫らしかったが、今でも本当に消防車が中にあるのか疑わしいほど、小さいものだった。外観は、破風の赤色と、両開き扉を補強するためのウレタン塗装コンパネのカラシ色とが、きれいなコント…

天皇と再生建築

大学院修士課程の頃に勉強していた土壁住宅のことを、後に指導教官が海外で発表したところ、アジアでもヨーロッパにおいても,「先進国のなかでも科学技術に長けている日本が、未だに住宅に土を塗っているのは、驚きだ。」という感想をもらったそうです。確…

休館日

事務所の二階が僕の仕事場です。はしごのような階段を日に何度も上り下りしますが,ちらりと外に目をやると、小春日和の日に猫がヒナタボッコしていました。猫のやろう、気持ち良さそう。 岡山県の総社市には,古代吉備国時代の古墳が多数あります。芝生のな…

ビフォワーアフターの気になるところ

あの番組どう思いますか。という質問を何度かされたことがあります。今日は岡山県の事例だったあの番組。遠路遥々ご苦労様でした。気になる点、僕なりに何点か書いてみます。 設計者が工具を持って工事を手伝うのはおかしい。工事をする人と設計する人は明確…

年初にあたって

「美の壷」の進行役が,谷啓さんから、草刈正雄さんにかわっていた。以前,倉敷に「蔵」の取材できていたプロデューサーが、最近谷啓さんのカンペ率が上がっていて,どうにも困るんです,とこぼしていたっけ。谷啓さんの場合は息の長い芸歴のなかで,自らの…