雨と戦う

昨日は、雨の晴れ間を狙って、裏山の竜王山に登り、児島の町並みをながめました。人口7.6万人の町にしては、家の数が多く、きっと空き家が多いんだろうなあ、などと考えたものでした。それできょうは、朝から雨です。ずっと降りっぱなしで、昼間に倉敷に行っても降っていて、帰って来ても降っていて、ご飯を食べても降っていて、こんな夜にもまだ降っています。さきほどは、雨にぬれながら自販機にコーラを買いに行きました。そんな雨ですが、やっぱり雨が必要なものもいて、このごろの雨で、庭の草木がみるみるうちに青々として来て、いよいよ春本番かと期待しちゃいます。そういう雨の日には、雨の話題が一番です。

我が家には、日産製の車が二台あって、10年前の学生の頃に中古で買った初代ウイングロードと、5年前に買った二代目キューブがあります。ウイングロードには、雨避け(正式名称知りません笑)があって、キューブにはないのですが、キューブを買うときに、ディーラーのお兄さんに強く勧められたものの、要りません!ときっぱり断ったのです。キューブのようなデザイン優先の車には、余分なものは付けない方がいいんです。

こうして並べると、タダでさえ野暮ったいウイングロードが、より一層、貧相に見えます。

それで問題なのが、これ、スバルのレガシー(現行型)です。ついていないようで、雨避けがついています。ほんのちょっと。これで役割は果たすのです。スバル以外のメーカーもこんなの付けているのかもしれませんが、見たことはありません。スバル、分かってますね。気に入りました。


さて、家です。雨を凌ぐのは家にとって大事な役割ですが、人間を直接守るということを超えて、人間を守る家自体を長持ちさせるための工夫として、先人たちは多くの知恵を残してくれました。紀伊半島南部や四国の南部といった大量に雨が降る地域の家は、三角屋根の三角部分を塞いで、できるだけ外壁に雨が当たらないようにしています。また、外壁の途中に瓦を取り付けていて、外壁ができるだけ濡れないようにもしています。

別の家では、軒先の瓦の下に板をぶら下げて、台風時の横殴りの雨ができるだけ、外壁に当たらないようにしています。これらは同じような発想ですが、雨避けの板が腐れば、その腐った板だけを取り替えてあげるという具合です。
というわけで、次に車を買うときには、スバルのR1を買おうと思います。色は黄色です。