児島の浦辺建築、閉鎖のご案内

以前お伝えした両備バスの児島営業所。古い雑誌を取り寄せて,当時の記事を読み込んで,太陽の昇る角度が良くなってきたら、取材しようと思っていました。四つ角の北東に位置する建物なので,北側に日が当たるのは、夏至に近い,朝の早い時間しかないんです。それで、そのタイミングを待っていましたら,


なんと、営業所自体が、閉鎖になるようです。

バス交通の衰退は、個人所有の自動車の興隆に依って進められるのだとおもいますが、児島の地で誕生した下電と両備のうちの、両備の活動がついぞ消え去る時が来たのだという事実は,あまり児島の民には知られていないようですが、大きな出来事だと思います。だって,この建物ができた1966年当時は,この規模の建物は珍しくて都市のランドマークになっていたのですし,今この記事を書いているときもまた、地域の一等地の角に立っているのです。
以前も書きましたが,設備的に多少の追加投資は必要ですが,飲食店以外の店舗か事務所としてならば,今でも十分に活用できる建物ですので、ご希望の方は,両備さんに連絡してあげて下さい。繰り返し書きますが,商業地としての立地は,申し分なくいいところです。
そうでないと、予算がつき次第,解体されてしまうでしょうから,それはまた悲しいことなんです。では、最後の勇姿を皆さんにお届けします。