中学生日記

以前も書いた、中学の先生を励ます会,いや同窓会なるものが明日行われます。その先生は一年生から3年生まで同じ学年で上がっていった若い人でした。まだ50歳にもなっていないでしょう。幹事は先生に焼酎のお土産を用意していて、その箱に励ます言葉を書いてほしいとさっきメールで伝えてきました。やっぱり励ます会ですね。

さて、その僕らの学年が一年生になったときにちょうど瀬戸大橋が開通しました。その直後に20年後にあけるから,「中学生になって」というタイトルで文章を書け,タイムカプセルとして埋めておくから、という先生の指導があり,全ての生徒がまだ中学生活を体験し始めの頃に300字くらいの文章を書いたのでした。

中学生になって
              1・C 山口晋作
 1988年、昭和63年、3月22日、倉敷市立下津井東小学校を,卒業し,小学校生活の思い出を胸にひめて、同じ年の4月9日に、倉敷市立下津井中学校に、入学しました。
 そして、4月10日には、9年半の年月を、費やして,完成した瀬戸大橋が、開通しました。ぼくは、5才ぐらいの時岡山側の下津井瀬戸大橋の橋脚のあたりがまだうめたてをしたばかりのころに遊そんだおぼえがあります。
 瀬戸大橋の開通の当日は、道路も鉄道もすごい混雑でしたが,1週間もすると,道路の方は、いっぱい利用されていないけれど,鉄道は、値段が低くいのでいっぱい客があつまっています。
 中一になっていろいろなことが、変わりました。第一に、教科によって、先生が変わるということです。
 そして、部活動があり、教科が増えることです。ついでに部は、バレー部に入ろうと思っています。
 もしも、この文章を何年後かに、読んだときに、どんなことを考えるのだろうか、そして瀬戸大橋はどうなっているのか。
 未来が楽しみです。
                 おわり


なんとも面白みのない文章です。他の人の作文も手元にありますが(同窓会でそういう役割を買って出ています),全ての人が面白くないです。ある人は、部活動が大変で,家に帰ったら,ご飯を食べて9時には寝た。翌朝は7時15分には学校に行って朝練をした。など時系列に事実を並べるという退屈な作文を書いていました。二十年後に読んでみると,「中学生になって」というタイトル付けが間違っているように感じます。「二十年後の自分へ」というタイムカプセルらしいテーマに絞って書かせればいいものを,です。せめて「中学生活への期待」とか、逆に「小学校の思い出」とか書かせれば良かったんじゃないか、などと思います。明日ヨソギ(先生のあだ名)に言ってみます。