ほっこりさんは嫌いです

生活系の雑誌がここ数年どんどんでている。
クウネル、リンカラン,天然生活などなど。
共通しているのが「ほっこり」という表現。
自宅の写真をブログで公開して、
自分の生活やインテリアを控えめに(!)自慢する主婦たち。
その中には,バブル時代に太い眉毛で踊っていた人もきっと含まれてる。
ミッドセンチュリーの家具や北欧家具を楽しんだあとは、
いまでは流木でつくったような家具を買い求めたり、
無垢の木の机に自分で浸透性の塗料を塗り,
塗料で汚れた服をもいとおしく扱う人々。
リネンが好きで,自宅カフェなんかしちゃう人。
生活の汚い部分を覆い隠して,綺麗なテーブルクロスで,覆うような感じ。
自分は丁寧に生活してるのよ、と。あなたはどう?と
その人たちのブログからは 聞こえてきます。
こういう雰囲気の中で儲けているのが、雑貨店。
地方都市児島でも、こんなところがある。
http://www.ones-own.jp/
また、わが初恋の千晶ちゃんの旦那がやってる津山のこんなところもある。
http://www.flex-g.com/

こういう店には
フランス製のホーロー鍋は必ずあるし,麻の服は必須アイテムだ。
この季節になると,毛糸の帽子でも売ってみるか。
お店のロゴが入ったエコバックなんてのも売れるかもしれない。

皆さんは覚えているでしょうか。
かつてあった似たような言葉,そう、癒される、という表現。
だんだん使われなくなり、いまでは「ナウい」と同じくらい使ってはいけない言葉。
そうです、みんな雑誌の記者たちに踊らされてるんです。
分かって踊ってる人や、本質を掴みながら過ごしている人はいいけど,
ほっこりした話題を魚にお茶したり,はたまた、友達同士で
そう言ったお店に集団で押し掛ける感じの方々。
これはフランスで高級ブランド品を買いあさるのと似た行動。
こういった軽い感じでほっこりしている人を僕は嫌いです。
もっといえば、この風潮をつくった雑誌記者たちもなんかイヤです。

ああすっきりした。一度言ってみたかった。