同窓会は、先生を励ます会

ここ数年、同じ地区で生まれ育った幼なじみと
盆正月を共に過ごしています。
いわゆる同窓会,いや、私的なものだから,ミニ同窓会とでも呼ぼうか。
この間はウチの家でやって,深夜にいたるまでしゃべりまくりました。
この同窓会の壷は,歩いて数分の狭い地域で集めていて,気が合わなくても,
お互いのことはほぼ知り尽くしているという点。
これだと、とりあえず共同体意識がバックにあって,互いの親の性格までだいたい掴めていて,今の生活を語り合うから,文句言いながらでもずっと続けられる。僕の家を施工したのもそういった友達の家。

それで、つい先日のこと。
ある子が中学3年生の頃の担任にばったり会って,
昔話をしたようで,そのときにその先生が
「お前らの学年はよかった、今度同窓会でもしてくれ」
と、その子に言って、僕にまで話がまわってきました。
別の子と電話で話したら,
「どこがよかったんかな、あんまりそんな印象ないし。」との意見で同意。
卒業以来話したことのない友達から突然の電話があったときにも,
そうだよな、どこがよかったんかな。と同意。
さらにその子はやんちゃな子で,よく先生に
げんこつを入れられてた子なんだけど、その子がぽつりと,
今は殴ったらいけんから,あいつ大変なんじゃないん。といった。

そうか、先生が大変なんだ。
その先生は新人教員で初めての赴任校、僕の3歳年上の姉の学年に
「ヨソギ(魚のカワハギの意)」との奇妙なあだ名をつけられて
打たれ強くなった頃に,僕らの学年の担任。
隣の中学では5歳年上にボクシング選手の辰吉くんがいたような
地域で,かなり、荒れていた地域でした。
その先生が、印象に残っている学年とのこと。

そう考えると、この同窓会は、ずばり
先生を励ます会かな、とも思っています。
がんばれ、ヨソギ!