2009-07-06から1日間の記事一覧

作品案内1「置き屋根と荒削りの家(山口自邸)」

この建物は、昭和10年頃の縫製工場で、地域特産の学生服を作っていた。手前の母屋を解体撤去して、既存と同じ間口で南に増築し、等高線に倣って細長い建物としたが、下屋根を繋げることによって、南北に細長い敷地に負けないだけのパースペクティブを得た。…

作品案内2「キリスト教会の座敷再生(児島聖約キリスト教会旧礼拝堂の再生)」

この建物は、江戸初期から続く庄屋が明治初年に建てたものを、戦後にキリスト教会が譲り受けたものである。戦後から40年ほどの間、教会はこの二間続きの座敷を礼拝堂として使用していたが、10年ほど前に母屋を解体して新礼拝堂を新築した(ヴォーリズ建…